県内では今冬、短期間に集中的な降雪があり、除雪業者がひっ迫した。県は2月、5年ぶりに自衛隊に災害派遣を要請。陸上自衛隊高田駐屯地(上越市)の隊員が魚沼市に出動したが、同時期に降雪量が多い地域は他にもあった。読者から「災害派遣に基準はあるのか」との声が寄せられた。関係者を取材すると、現場のニーズと公共性の間で苦慮する実態が浮かんだ。(報道部・遠藤寛幸)

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 自衛隊の災害派遣は、都道府県知事の要請に基づき、(1)緊急性(2)非代替性(3)公共性-の3要件を勘案して防衛相などが派遣の可否を決める。3要件について明確な基準はなく、総合的に判断するとされている。

 複数の関係者によると、...

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