確かな未来を持てなかった過去を明かした北川景子 (C)ORICON NewS inc.
確かな未来を持てなかった過去を明かした北川景子 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の黒島結菜、北川景子が23日、東京・六本木蔦屋書店で行われた映画『未来』(5月8日公開)の公開直前プレミアムトークイベントに登壇した。

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 イベントでは質問コーナーも行われた。「原作を読んだ時、自分の中で未来という言葉も響きがガラッと変わるような不思議な感覚があったのですが、皆さんはこの作品に深く向き合われた今、改めてご自身の中で未来という言葉のイメージに何か変化はありましたか?」という質問が寄せられた。

 北川は「幼いころからすごく先の未来を想像することができないタイプだった。小さいころに被災したこともあって、未来はすごく不確かであるというような感覚があって。当たり前にやってきたり、つながっていくものではなく、ある日、突然奪われたり、損なわれたりするものなんじゃないか、という考えが小さいころからあったんです。漠然とした不安の方が大きく残るみたいな感覚があった」と明かす。「そういう感覚を持つのは年齢相応でもないし、もっと期待感を持って生きなきゃいけないんじゃないか、と悩んだりもしていた。この作品を読んだ時に、なんとなく未来に対して期待が持てる人ばかりではないこと、もやっとした薄雲がかかったような感覚を持つことがダメなことではないんだと思って。この作品から励みをもらったことをよく覚えていて。だから未来は、みんながみんな期待を持てるものではないかもしれないけれども、どこか光の当たらない場所、困難な場所にあって、未来に対して確かな希望を持てない人たちの救いに、この作品がなったらいいな、と思ったりしながら現場で取り組みました」と明かしていた。

 本作は、湊かなえ氏がデビュー10周年に発表し、集大成と評された渾身の傑作ミステリーを、『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』の瀬々敬久が映画化。複雑な家庭環境で育ちながら教師になる夢をかなえた真唯子(黒島結菜)と、その教え子・章子(山崎七海/崎=たつさき)の二人を軸に展開する物語。ある日、章子の元に届いた一通の手紙。差出人は「20年後のわたし」。返信を書き続けることで孤独を支えてきた章子だが、母の恋人からの暴力、いじめ、そして驚くべき事実に追い詰められていく。絶望の果てに章子が導き出す“禁断の計画”。真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながらも、必死に彼女を救おうとする。

 イベントには、瀬々敬久監督、原作の湊かなえ氏も参加した。