ビートルズゆかりの法被を公開した尾藤イサオ (C)ORICON NewS inc.
ビートルズゆかりの法被を公開した尾藤イサオ (C)ORICON NewS inc.

 歌手で俳優の尾藤イサオが3日、東京・EX THEATER ROPPONGIで行われた舞台『BACKBEAT』(3日~17日上演)公開ゲネプロ前取材会に登壇。1966年のビートルズ来日公演で前座を務めた際の“思い出の品”となる法被を披露した。

【写真】超貴重!ビートルズゆかりの法被を着た尾藤イサオ

 冒頭、プレスリー役の尾藤が黒の革ジャンから、白地に黒で模様が描かれ、衿には「日航」「JAL」の文字が入った法被に着替え、「あっという間の60年だね」と少し照れくさそうな笑顔。ビートルズの唯一の来日公演の際のものだと明かし、「武道館で前座をやらせていただいて、その後にいただいて、『ハッピートゥギャザー』、ハッピーにいきましょうってことで」とにっこり。

 ビートルズ来日公演から60年が経ったことに、改めて「年も取るよねぇ」とつぶやいた尾藤。ジョージ・ハリスン役の辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)が「ビートルズが飛行機から降りてきてタラップから降りてきた、あのときの!」と説明すると、尾藤も「そうなんですよ」とうれしそうな表情。

 また辰巳が今年3月に自身のグループのYouTubeで訪れた岩手の古着屋で同じ法被が飾ってあったが「非売品でした」とのエピソードを披露するなど、“本物”の貴重性も語られる中、尾藤は「びっくりしましたよ。家にしまってあったの」とぽつり。辰巳は「初演、再演のときは顔を出さなかった。ビートルズの来日60周年の今顔を出してくださった」と3度目の上演となる今回で初披露されたことを興奮気味に明かした。

 尾藤は「本当にビートルズの前座をやらせてもらうなんて考えもしなかった。武道館は当時から1万人。その1万人の前で歌が歌えるなんていうのはもう幸せでした」と当時を振り返り、「あっという間の60年でした」としみじみと重ねた。

 本作は、世界的ロックバンド・ビートルズの創成期を描いた1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』を、イアン・ソフトリー監督自ら舞台化した作品。結成当初は5人編成だったビートルズに、メジャーデビューを待たず袂を分かつことになるバンドメンバーが存在した…という史実が基になっており、日本では2019年に初演、2023年に再演。翻訳・演出は、石丸さち子氏、音楽監督は、森大輔氏が務め、ビートルズ結成時のメンバーたちの葛藤や心の揺れを描く青春物語を再び創り上げる。

 スチュアート・サトクリフ役は、戸塚祥太(A.B.C-Z)。ジョン・レノン役は、加藤和樹。ジョージ・ハリスン役は、辰巳。ポール・マッカートニー役は、JUON(THE& ex FUZZY CONTROL)。ピート・ベスト役は、上口耕平。19年の初演から熱量高く演じ、絆を深めてきた5人が若き日のビートルズとして再集結。

 共演には愛加あゆ、林 翔太、鍛治直人、東山光明、田川景一、安楽信顕、そして60年前のビートルズ来日公演で前座を務めた尾藤と存在感と実力を備えた、個性豊かなキャストがそろった。

 劇中の20曲以上もの楽曲を生演奏し、ただ楽器を奏でるだけでなく、ビートルズの音に近づけるため個人の癖や声質をも研究を重ね、今となっては聴くことが出来ないビートルズサウンドを蘇らせる。ビートルズ本人たちが使用していたモデルの楽器で演奏する楽曲もあり、ファイナルとしてこれ以上ない環境が整った。

 取材会にはほかに、戸塚、加藤、JUON、上口、愛加、林、石丸氏が登壇した。