客への応対に当たる福引屋の女将の栗原里奈さん(右)=長岡市蓬平町
客への応対に当たる福引屋の女将の栗原里奈さん(右)=長岡市蓬平町

 長岡市の蓬平温泉にある老舗旅館「福引屋」が、新たに発足した宿泊運営会社に運営委託をし、4月に新体制での経営を始めた。首都圏から長岡市川口地域に移住して地域づくりに携わってきた栗原里奈さん(39)が、新たな女将(おかみ)に就き、会社の共同代表も務める。「多くの人に愛されてきた場所。新しい価値を生み出したい」と意気込む。

 福引屋は明治の初期に、蓬平温泉の湯治宿として開業した。滑らかな泉質が特長で、近くの高龍神社を訪れる参拝客に親しまれてきた。ただ、2004年の中越地震以降は思うように客足が伸びず、設備の老朽化への対応も課題となっていた。

 昨夏、福引屋の仕事を受け持っていた税理士から経営に関する相談が...

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