取材に応じる冨田真由さん
取材に応じる冨田真由さん

 東京都小金井市で2016年に起きたストーカー殺人未遂事件から21日で10年となるのに合わせ、被害者の冨田真由さんが共同通信の取材に応じた。服役中の加害者が出所した後は「安全でない社会になる」と強い不安と恐怖を訴え、さまざまな事情で同様に苦しむ人の生きづらさがなくなり、穏やかに暮らせる社会を願った。

<小金井女性殺人未遂事件> 東京都小金井市で2016年5月21日、当時私立大3年で音楽活動をしていた冨田真由さんが首や胸などを刺され、一時重体となった。現行犯逮捕された男は殺人未遂罪などで懲役14年6月の判決が確定。事件を機にストーカー規制法が改正され、交流サイト(SNS)での付きまといも規制対象になった。冨田さん側は19年、事件前にストーカー被害を相談していたのに警視庁などが対応を怠ったとし、都などに損害賠償を求めて提訴し、25年に和解した。

 当時大学生で音楽活動をしていた冨田さんは...

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