県内で唯一、デザインから仕上げまで一貫生産する「E&E」の眼鏡フレーム(写真映像部・永井隆司撮影)
顔の上に乗るわずか数十グラムの造形物。眼鏡は視力矯正の医療器具でありながら、かける人の印象を一変させるファッションアイテムでもある。一本のフレームには、計算された美しさが宿る。国内のフレーム産地は福井県鯖江市が有名だが、今、三条市の小さな工場から生まれた眼鏡が米国でファンを増やしている。眼鏡が日本に伝わって約500年。その歩みと、ものづくりの現場を訪ねた。
(報道部・永井竜生)
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「E&E」ものづくりの地で貫く多品種少量生産
三条市下保内の里山近くで車を走らせると、のどかな景色に溶け込んだ木造の建物が見えてきた。県内で唯一、眼鏡フレームのデザインから仕上げまで一貫して手がけるE&E(イーアンドイー)の工場だ。
社長のエスポジット・クリストファーさん(56)は...
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