新潟水俣病の認定基準見直しを国の担当者に要求する中原八一市長と、児童館新設が決まった新津健康センターのコラージュ
新潟水俣病の認定基準見直しを国の担当者に要求する中原八一市長と、児童館新設が決まった新津健康センターのコラージュ

 新潟市の中原八一市長の2期目の任期満了(11月17日)まで、半年を切った。1期目後半の2020年から流行した新型コロナウイルス、24年に発生した能登半島地震と相次いで、対応に追われた。こうした課題にめどが付きつつある中でアリーナの新設方針を打ち出すなど、独自の取り組みを発信する姿勢が目立つようになってきた。10月11日告示、25日投開票の市長選への態度は明らかにしていない。2期7年半の市政運営や変化を振り返り、実績と課題を分析する。

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 「児童館が秋葉区にないことは、以前から課題だと思っていた」。2025年6月、新潟市秋葉区で開かれた市民との意見交換会の席上、中原八一市長が突如、児童館を新設する方針を表明した。

 「いま、なんて言った」-。その場にいた秋葉区選出で共産党市議団の倉茂政樹市議はあっけにとられ、市民団体の関係者と顔を見合わせた。...

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