
離島振興について思いを語る上村肇さん=粟島浦村
296人が暮らす県内最小自治体の粟島浦村(4月1日現在の推計)。島に高校はなく、ほとんどの子どもが進学のタイミングで島外へ出て、帰郷するケースは限られる。ホテルマンを辞めて粟島に移住し、民宿「ますや」を営む上村肇さん(49)=粟島浦村=は「働く場が少ないことが戻りづらい要因の一つだと思う。空き家などを活用した事業を行政が後押しすれば、若者たちの働く場を増やせるのではないか」と語る。
十日町市出身の上村さんは、大学進学を機に茨城県へ移り住み、約30年間暮らしていた。転機となったのは、国際情報高校で同級だった粟島出身者からの「ますやを運営してほしい」という一言だった。
ますやは同級生の両親が営んでいたが2021年に閉館し、常連客から復活を願う声が寄せられていた。...
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