
2014年に新潟県新発田市の会社員女性=当時(20)=が殺害された事件の裁判員裁判で、殺人罪などに問われた被告の無職男(39)に対する判決公判が18日、新潟地裁(佐藤英彦裁判長)で開かれる。検察側は死刑を求め、弁護側は全面的に無罪を主張。別の事件で無期懲役が確定した被告が重大事件で審理される異例の裁判で、地裁の判断が注目される。
起訴状によると、被告の男は14年1月15日、新発田市内で女性が運転する車に乗り込み、車ごと女性を連れ去り、わいせつな行為をしてけがを負わせ、殺害したとされる。女性の遺体は同年4月3日、同市郊外の小川で見つかった。
主な争点は女性の死が事件かどうか、事件だった場合に被...
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