新潟地裁
新潟地裁

 2014年の新発田市の会社員女性殺害事件で、新潟地裁(佐藤英彦裁判長)は18日、別の事件で18年に無期懲役が確定していた被告の男(39)に、無期懲役判決を言い渡した。公判は新潟県内の裁判員裁判で過去2番目に多い14回を数えた。裁判員と補充裁判員10人のうち、補充裁判員の3人が18日の判決後に記者会見し、公平性と遺族の処罰感情の間で揺れ動いた思いを語った。

 被告は一貫して無罪を主張。状況証拠を重ねるために多くの証人が証言台に立った。無職女性は「状況証拠で間接的にしか立証できず、かなり難しい判断を迫られた」と打ち明けた。

 法医学者らからは専門的な知識を交えた証言もあった。新潟市の会社員女性は「難...

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