
道路にはみ出した倒木を除去する作業員ら=12月19日、佐渡市川茂地区
新潟県内を襲った大雪で佐渡市では、南西部を中心に18日午後から停電が発生し、最大で約5千戸に上った。一夜明けた19日、復旧の見通しが立っていない地域の住民は疲れた表情を見せ、先の見えない不安を口にした。
島内各地では、雪の重みによる倒木で電線が破損するなどし、赤泊地区などで約5千戸の停電が発生。市は6カ所に避難所を開設した。倒木による交通障害も各地で起きた。小中学校7校が休校し、始業時間を遅らせた学校もあった。ほかに、携帯電話の通信障害も出ている。
東北電力ネットワークによると、停電については本土からの応援も含めて対応しているが、作業に時間がかかっているため、復旧の見通しは立っていない。
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