
停電の佐渡市赤泊地区。臨時休業する店が多い中、手書きのレシートで対応する店もある=12月20日
新潟県佐渡市の渡辺竜五市長は20日、佐渡市内で停電や通信、交通障害を引き起こしている要因として「竹の倒木の影響が大きい」との見方を示した。雪の重みで竹や樹木が倒れかかった電線には、電気や電話といった複数の回線が走っていることも対応を難しくしているとした。
20日の佐渡市議会全員協議会で、渡辺市長は「竹は電気を通しやすい。電話の線も平行して走っている。専門の人が対処しないと撤去して除雪することもできない。さまざまな要因が重なり、回復の遅れになっている」と説明。赤泊地区で重点的に竹の除去作業をしているとした。
議員からは市民への情報提供の少なさなどを指摘する声が相次ぎ、中川宏総務部長は「初動が遅...
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