【2021/01/18】

 高層マンションが立ち並び、人口の過半数がソウルとその周辺に集中している韓国では、アウトドアブームが続いています。新型コロナウイルスの感染拡大以降、「3密」を避ける傾向が強まり、その盛り上がりに拍車が掛かっています。

 そんな中で、一般の乗用車で寝泊まりしてキャンプを楽しむ「車泊(チャバク)」が人気を集めています。テントなどの装備なしに気軽に行きたいところへ出掛けることができ、非日常を感じられる点が魅力です。昨年の法改正により、小型車両も含め改造ができるようになったことも人気を後押ししたようです。

 新型ウイルスの影響でみんなが外出を控えるようにもなり、家にいながらの買い物も盛んになりました。もともと宅配文化が根付いていたこともあってインターネット通販の利用がますます増え、韓国統計庁によれば昨年10月の取引額は2019年同月比2割増加したとのことです。

 クレジットカード会社の分析では、これまで店に足を運んでの買い物を好む傾向にあった50~60代も、19年と20年の1~9月の比較で、利用件数が6割も増加したことが分かったそうです。

 昨年11月以降、寒さが増すにつれて「第3波」が到来し、12月にソウルで氷点下10度以下になるころには1日当たりの新規感染者数が千人を突破しました。政府は防疫措置のレベルを次々と引き上げたほか、年末年始にかけて5人以上の私的な集まりを禁止し、全国のスキー場や初日の出の観光名所を閉鎖するなど、さらなる厳戒体制をとっています。

 厳しい寒さの中、各世帯のドアの前に置き配される荷物は減りそうもありませんし、ウィズコロナ時代に合った仕組みとして宅配需要は続いていくでしょう。気候が穏やかになれば、チャバクをはじめ、人混みを避けた形でのアウトドアも再び流行しそうです。

(県ソウル事務所次長・大桃みのり)