BSNラジオなどでおなじみ、ラジオパーソナリティ・立石勇生さんのコラム「タテのくさび~立石勇生のアルビリポート」をお届けします。スポーツパーソナリティでもある立石さんが、アルビレックス新潟の選手たちの魅力や素顔、秘話などを紹介します。

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 6年ぶりに戦うJ1リーグも最終戦を残すのみとなりました。

 残留が決まり、松橋力蔵監督の続投も発表されました。今のアルビスタイルが継続されていくのは嬉しく思います。

 試合内容だけではなく、チームの雰囲気も明るく魅力的だった今季のアルビですが、印象的だったのはベンチの明るさ。

 出場している選手だけではないチームの一体感はJリーグで1番だったのではないかと思います。

 その象徴として今回紹介したいのは阿部航斗選手。

天皇杯準々決勝の川崎戦で好セーブするGK阿部航斗選手=8月30日、ビッグスワン

 今季が4年目の新潟市江南区出身のゴールキーパーです。リーグ戦の出場は4試合だけではあるものの、試合会場のベンチ付近で大きな声を出す姿が目立ちます。

 チームメイトの良いプレーがあったときには喜び、失点したときには嘆き、際どい判定があった際には、つい熱くなって...

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