「トキの歴史を織り込んだ佐渡らしい恋愛ものも書きたい」と話す有泉純さん=佐渡市徳和
「トキの歴史を織り込んだ佐渡らしい恋愛ものも書きたい」と話す有泉純さん=佐渡市徳和

 新潟市が主催する文芸コンクール「第26回にいがた市民文学」で、新潟県佐渡市徳和の美容師、有泉純さん(52)が小説部門一般の部の最高賞に輝いた。タイトルは「六日間の停電」で、2022年12月に佐渡市で起きた停電での経験を基に書き上げた。有泉さんは「読んでもらえることが一番うれしい。受賞は今後の自信につながる」と喜びを語った。

 有泉さんはイタリア人女性と結婚し、2005年から17年間、北西部の都市ジェノバに住んでいた。母の...

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