北朝鮮による拉致問題を考える集会で講演する曽我ひとみさん=1月27日、埼玉県川口市
北朝鮮による拉致問題を考える集会で講演する曽我ひとみさん=1月27日、埼玉県川口市

 北朝鮮による拉致問題1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。を考える集会が1月27日、埼玉県川口市で開かれ、2002年に帰国した佐渡市の拉致被害者曽我ひとみさん1978年8月12日、母のミヨシさん=失踪当時(46)=とともに北朝鮮に拉致された。2002年、ひとみさんは拉致されてから24年ぶりに帰国を果たしたが、ミヨシさんは日本に戻れないままでいる。ミヨシさんとの再会、帰国を願うひとみさんは署名活動や、佐渡市内の小中学校などで拉致問題を知ってもらうための講演を続けている。(64)が「絶対に諦めることなく、拉致被害者全員が日本に帰ってくるその日まで力をお貸しください」と...

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