
2024年度県当初予算案の最終調整に臨む花角英世知事(奥)と県幹部=30日、県庁
新潟県の花角英世知事は1月30日、2024年度県当初予算案の編成に向け、県幹部との最終調整(知事査定)を始めた。能登半島地震の復旧・復興や、人口減少に歯止めをかけるための子育て支援策拡充などが柱になる見通し。2月8日ごろまで議論し、2月中旬に予算案を発表する予定だ。
知事査定は冒頭以外、非公開で行われた。この日は県幹部と財政担当者が知事室に集まり、予算案の骨格や中期的な収支見通しが示された。今後、花角知事の意向を踏まえ、個別事業を固めていく。
危機的な状況に陥った新潟県財政再建を目的とした「行財政改革行動計画」は本年度末で終了する。県職員給与の臨時削減などの緊急対策も終わるが、借金に国の許可...
残り205文字(全文:505文字)