
新潟県後期高齢者医療懇談会は2月1日、2024、25年度の後期高齢者医療制度の年間保険料について、加入者全員に同額を課す「均等割」を3800円増額し4万4200円とするなど、現行から引き上げることを了承した。国の制度改正に伴い、後期高齢者が負担する医療費の割合が上がることなどを踏まえた。14日に開かれる県後期高齢者医療広域連合議会の定例会で正式決定する。
制度には75歳以上の人が全員加入し、23年度の県内の被保険者は38万9307人(推計)。保険料の見直しは08年度の制度開始から都道府県ごとに2年に1度行われ、新潟県では2期ぶり3回目の引き上げとなる。
24、25年度は均等割のほか、支払い能...
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