たいまつの炎で赤く照らされたゲレンデ=2月3日、上越市大貫
たいまつの炎で赤く照らされたゲレンデ=2月3日、上越市大貫

 日本にスキーを伝えたオーストリア・ハンガリー帝国(当時)のレルヒ少佐をたたえる「レルヒ祭」(実行委員会主催)が2月3日、新潟県上越市の金谷山スキー場で開幕した。来場者が見守る中、市民ら20人が「たいまつ滑降」に臨み、夜のゲレンデを赤く染めた。

 たいまつ滑降は午後6時30分にスタート。たいまつを手にした20人が、ゆっくりと滑り降りた。明かりは斜面の上の方から徐々にゲレンデ全体に行き渡り、幻想的な雰囲気を醸し出した。最後はスターマインが打ち上げられ、雪山を彩った。

 糸魚川市の会社員(43)は「雪に映える明かりはスキー場ならではできれい」と話した。会場では音楽イベントのほか、地元やオーストリアのグ...

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