
病院で撮影した祖母との写真を手にする神喰雄太さん。祖母が着用していたマフラーを現在も愛用している=糸魚川市
「亡くなってもその人をいつまでも思う気持ちが大事だと思います」。日本一短い手紙のコンクール「第31回一筆啓上賞」(1月25日に発表、丸岡文化財団主催)で、大賞を受賞した新潟県糸魚川市の自営業神喰(かみじき)雄太さん(29)が、受賞作につづった祖母を慕う気持ちなどを語った。
今回のテーマは「時」。神喰さんの受賞作は「ケーキ残すの3年連続!大好きって言ってたじゃんか。花の水換えて線香立てていくね」。3年前に亡くなった祖母キヨ子さんの誕生日には毎年、仏壇にケーキを供えているという神喰さん。「友達のようだった」という...
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