視覚障害者柔道のメダリスト廣瀬誠さん(手前上)が豪快な技を披露した模範試合=2月25日、上越市の県立武道館
視覚障害者柔道のメダリスト廣瀬誠さん(手前上)が豪快な技を披露した模範試合=2月25日、上越市の県立武道館

 パラリンピック視覚障害者柔道のメダリストと交流する催しが2月25日、新潟県上越市の県立武道館(謙信公武道館)で開かれた。上越地域の小中高生ら約120人が、模範試合を体験したり、アイマスクを着けて稽古したりして競技への理解を深めた。

 2004年アテネ、16年リオデジャネイロのパラリンピック2大会の60キロ級で銀メダルを獲得した廣瀬誠さんが講演した。弱視の廣瀬さんは視覚障害について「不便ではあるが不幸ではない」と強調。視覚障害者柔道との出合いが心の支えとなり、周囲へ感謝する大切さを学んだと振り返った。

 競技体験で小中高生らは、技を反復練習する「打ち込み」をアイマスクを着けて行った。投げ技の受け身...

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