 
J1アルビレックス新潟の来季のJ2降格が、20クラブ中最速で決まった。独自のサッカースタイルは輝きを失い、色あせた。なぜ新潟の2度目のJ1挑戦は3年で幕を閉じたのか。背景に迫った。(5回続きの5)
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J2降格決定後の試合を終え、選手・監督は何を語ったか
限られた予算の中でJ1定着を目指していた新潟だが、来季のJ2降格が現実味を帯びると方針を転換し、夏に補強へ踏み切った。
それだけ、経営面でもJ1に残る意味は大きかった。中野幸夫社長はJ2降格決定後、「一番大きなインパクトは、やはり配分金が違う」と話した。
2025年のJリーグ均等配分金は、J1が2億5千万円、J2が1億円だった。前回J2に降格1年目に1億3千万円が支給された「降格救済金」は既に廃止されている。中野社長は...
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