大学生が各企業や団体からの説明を熱心に聞いた合同企業説明会=1日、新潟市中央区の朱鷺メッセ
大学生が各企業や団体からの説明を熱心に聞いた合同企業説明会=1日、新潟市中央区の朱鷺メッセ

 2025年春卒業予定の大学生らを対象にした就職採用説明会が3月1日、解禁された。人手不足による学生優位の「売り手市場」が続き、実際の採用活動は政府が求める日程よりも前倒しでスタートしている。採用活動の早期化が進む中、新潟県内でも解禁前に内定を得ている学生もいる。専門家は「早期内定にこだわらず、視野を広げて就職先を考えてほしい」と呼びかける。

 新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた合同企業説明会「就職縁日」。金融や製造、土木など県内を中心に175社がブースを設け、大学生ら約850人が訪れた。金沢工業大3年でIT業界を志望する小嶋勇洋さん(21)=阿賀野市出身=は「学んでいる情報工学を生かせる企業に...

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