
「りゅーとぴあでパイプオルガンを弾いたのが奏者になるきっかけ。ここは人生を変えた場所」と話す石丸由佳さん=新潟市中央区
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の4代目専属オルガニスト、石丸由佳さん(39)=新潟市中央区出身=が4年間の任期を終え、3月末に退任する。趣向を凝らした演奏会で、パイプオルガンの魅力を発信してきた。「自然体で演奏活動ができた」と振り返り、「国内最大級のオルガンがあることを新潟の人たちに誇りに思ってもらえるよう、今後も活動を続けたい」と語った。
2020年、新潟県内出身者として初めて専属オルガニストに就任。国内外での演奏活動で培った企画力と人脈を生かし、次々と新しい試みに挑戦した。
ファミリーコンサートでは、オルガン内部を映すライブカメラやスケルトン模型を使いながら、音が出る仕組みやパイプの種類を...
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