男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)東地区の新潟アルビレックスBBが来季、3部のB3に降格することが3月17日、確定的となった。アウェーで行われた西地区4位の神戸戦に69-83で敗れて6勝43敗となり、降格圏の全14チームのうち下位2チームとなることが決まった。今後、財務状況悪化を理由とした他チームのB3降格などがない限り、新潟は来季B3で戦う。
新潟は神戸の高さがある攻撃に敗れた。
センターのハントが17日も欠場し、先発は大矢孝太朗、高橋克実、デイビス、冨岡大地、クリスウェル。序盤から神戸のポーターらにリバウンドを取られるなどし、32-47で折り返した。第3クオーターは互角に戦い、第4クオーターも相手の得点を上回り意地を見せたが、及ばなかった。リバウンド数は神戸が56本、新潟が27本と倍以上だった。
新潟は9連敗で通算6勝43敗となった。残留争いをしていた12位の愛媛が17日に勝ったため、新潟が残り試合を全勝しても愛媛を逆転することができなくなった。B1所属経験があるチームがB3に降格するのは初めて。
新潟は2000年、日本初のプロバスケチームとして発足。Bリーグが始まった16年から1部のB1に所属し、18-19年シーズンは地区優勝を果たした。
昨季はB1全体の最下位となり、B2に初めて降格。1年でB1復帰を目指したが、2年連続の降格となった。
オーウェンズ監督は試合後、「ずっと最下位でタフなシーズンだった。ファンに今言えることはない」と話した。
新潟の次戦は3月23、24日、アオーレ長岡で西地区の福岡と対戦する。
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