特定失踪者・大沢孝司さんの兄昭一さん(右)や孝司さんの元同僚らが再会への思いを語った総会=3月17日 新潟市西蒲区
特定失踪者・大沢孝司さんの兄昭一さん(右)や孝司さんの元同僚らが再会への思いを語った総会=3月17日 新潟市西蒲区

 北朝鮮に拉致された可能性が排除できない新潟市西蒲区出身の特定失踪者、大沢孝司さん=失踪当時(27)=の同級生らでつくる「再会を果たす会」が3月17日、西蒲区の巻地区公民館で総会を開いた。政治判断で大沢さんを拉致被害者として認定するよう、政府に働きかける方針を確認。大沢さんの元同僚も集まり、一日も早い再会を願った。

 大沢さんは新潟県佐渡農地事務所の職員だった1974年2月24日夜、佐渡市新穂地区の飲食店で食事後、寮の近くで目撃されたのを最後に行方不明になった。2024年2月で50年が経過した。

 同級生らは2004年に再会を果たす会を設立し、署名活動などを続ける。この日の総会には約80人が参加。...

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