目視で天気を観測する新潟地方気象台の職員。観測は3月26日から自動化される=新潟市中央区
目視で天気を観測する新潟地方気象台の職員。観測は3月26日から自動化される=新潟市中央区

 新潟地方気象台(新潟市中央区)の職員が毎日、目視で行ってきた天気などの観測が、3月26日から自動化される。機械が大気の状態を総合的に把握できるようになったためで、全国の気象台で自動化が完了する。新潟地方気象台で、前身時代を含め約140年にわたり受け継がれてきた「職人技」は役割を終える。

 新潟地方気象台では、職員が午前0時を除き、午前3時から3時間おきの1日7回、屋上で観測を行う。空を360度見渡し...

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