哲学甲子園で全国の頂点に立った長岡大手高校3年の山﨑優仁さん=長岡市沖田2
哲学甲子園で全国の頂点に立った長岡大手高校3年の山﨑優仁さん=長岡市沖田2

 自分の考えをまとめた「哲学エッセー」を募集する「哲学甲子園」で、長岡大手高校3年の山﨑優仁(ゆうじん)さん(17)のエッセーが最優秀作品に選ばれた。「自分とは何か」を考えてつづり、全国からの応募作品181点の頂点に立った。「ずっと疑問に思っていたモヤモヤを書くことで解消できた。共感してもらえてうれしい」と喜んでいる。

 哲学甲子園は、哲学エッセーの分野を確立した文筆家、故池田晶子さんの業績を記念し、設立したNPO法人「わたくし、つまりNobody」(東京)が2022年度に始め、今回が2回目。中学生以上25歳以下を対象に自由なテーマで募集し、3月末に表彰式があった。

 山﨑さんは2年生だった23年...

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