観桜会を前に見頃を迎えているソメイヨシノ=4月12日、上越市浦川原区長走

 春の陽気に誘われて、新潟県内の桜が開花しました。平場から山間地へ駆け上がる県内各地の花便りをお届けします。

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 新潟県上越市浦川原区の長走(ながはしり)地域を流れる保倉川の堤防沿いには約160本の桜並木があり、ソメイヨシノが見頃を迎えている。

 約30年前、旧浦川原村が植えたもので、区内の住民らでつくるNPO法人「浦川原桜づつみ公園を守る会」が、堤防の草刈りや木の害虫駆除などを続け、大切に守っている。

 「守る会」理事長の村松千恵子さん(81)は「桜並木は壮観。来たことがない人もぜひ一度見てほしい」と話す。

 4月13、14の両日は午前10時から午後6時ごろまで観桜会が開かれ、売店が並ぶ。...

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