「米百俵プレイス ミライエ長岡」のオープンでテープカットをする磯田達伸市長(右から4人目)。3期目に向けた判断が注目される=2023年7月、長岡市大手通2
「米百俵プレイス ミライエ長岡」のオープンでテープカットをする磯田達伸市長(右から4人目)。3期目に向けた判断が注目される=2023年7月、長岡市大手通2

 9月29日告示、10月6日投開票の新潟県長岡市長選で、新人の高橋宏幸氏(55)が立候補の意向を明らかにした。告示まで半年を切る中、出馬の意向が示されたのは初めて。最大の焦点は、10月15日で2期目の任期満了となる現職の磯田達伸市長(72)が、3期目挑戦を決めるかどうかだ。市議会6月定例会が態度表明の一つのタイミングとみる向きは多く、今後、選挙の構図を巡る駆け引きが激しくなりそうだ。

 磯田氏は2016年、5期途中で市長を辞し県知事選に挑んだ森民夫氏の後任を決める市長選に立候補し、三つどもえの激戦を制して初当選した。一般職員から副市長まで上り詰めた生粋の市役所職員で、「派手さはないが、失点もない...

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