佐渡市役所
佐渡市役所

 新潟県佐渡市監査委員が、市の雇用機会拡充事業補助金の一部に不適正な事務処理があったと指摘した問題で、渡辺竜五市長は4月24日の定例会見で「一部修正が必要な部分はあるが、おおむね適正な事務執行だった」とする見解を示した。指摘を踏まえた国、県との調整がほぼ終了しており、対応をまとめた文書を近く監査委員に提出するとした。

 補助金は、国からの交付金を財源に、雇用創出が見込まれる起業や事業拡大に交付されている。3月公表の監査結果では、市税などの滞納がないことが補助要件になっているにもかかわらず、納税証明書の提出を求めていない事例などがあったと指摘された。

 渡辺市長は「国の実施要領などに基づいて議論しな...

残り150文字(全文:450文字)