
希少な海岸植物が生育している砂浜でごみを拾う参加者=4月29日、上越市柿崎区の柿崎海岸
新潟県上越市柿崎区の柿崎海岸で4月29日、清掃活動と海岸植物の観察会が行われた。家族連れら約30人が、希少な植物が自生している砂浜に打ち上げられたペットボトルや漁具を拾い、環境保全について考えた。
柿崎川の水生生物調査などに取り組む「自然環境見守り隊」と市が毎年、この時季に開催している。
柿崎海岸は絶滅危惧植物のイソスミレやアナマスミレが生育し、市の自然環境保全地域に指定されている。見守り隊によると、今年は例年の倍近い量のごみがあるという。
参加者はプラスチックの破片やビニール袋など、植物の周辺に落ちているごみをトングで回収した。母親と参加した上越市頸城区の大瀁(おおぶけ)小2年生児童(7)...
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