[新潟L3ー1仙台]前節まで3連敗。2試合連続の無得点。今季最終戦、チームの嫌な流れを払拭したのは、主将の一振りだった。
前半10分、MF川澄奈穂美が、相手がクリアし損ねたボールを見逃さず、グラウンダーのシュートを放ち、待望の先制点となった。
「最後までハードワークをしよう」。試合前に呼びかけた言葉を、誰よりも積極的に実践した。川澄は後半33分に交代したが、思いに応えるように、途中出場の選手も躍動。後半の勝ち越し、追加点につながった。
今季は一時タイトルを狙える位置にいたが、終盤の3連敗で「トップ3」も逃した。このままで終わりたくない-。その気持ちが、選手全員のプレーに表れた試合だった。
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