
サッカー女子プロ、WEリーグ日本女子サッカー最高峰のプロリーグとして2021年からスタート。アマチュア中心の「なでしこリーグ」の上部カテゴリー。秋春制を採用し、昇降格の制度はない。3季目の2023~24シーズンから12チーム参加となった。の2024~25年シーズンが開幕する。4季目の今季はリーグ戦(SOMPO WEリーグ)とカップ戦(クラシエ・カップ)を並行して実施。アルビレックス新潟レディースの初戦はカップ戦が9月1日、リーグ戦が同15日だ。昨季は堅い守りから状況に応じた攻撃を繰り出す「堅守柔攻」を掲げ、リーグ戦は過去最高の4位、カップ戦は準優勝と躍進した。「今季は本気でタイトルに挑む」と橋川和晃監督。多くの選手が残留し、さらなるチーム力の向上が見込まれる新潟Lの新戦力と、期待の選手を紹介する。
今シーズンに懸ける選手たち
◆「ここでタイトルを目指す」

6 DF 有吉佐織
新潟Lを苦しめたプレーヤーが心強い味方となった。今季、唯一の新加入として大宮から移籍した元日本代表のDF有吉佐織だ。「ここでタイトルを目指す」。あふれる闘志で、チームを頂点へと押し上げる。
2015年のワールドカップ準優勝メンバーで、日テレ東京V時代には6度、リーグを制覇した。「自分自身に挑み続け、もっと成長したい」。ベテランの向上心は尽きない。
大宮では堅い守備に加え、サイドからのクロスや相手の裏を取る抜け出しでチャンスメークするなど、主力として活躍。昨季は新潟Lから得点を挙げた。橋川監督も「攻守ともに優れている。リーグ屈指のサイドバック」と評する。
有吉が「選手全員が躍動し、タイトルを狙える力がある」とする新潟Lに合流して約1カ月。練習試合では、選手との連係もスムーズで、早くも存在感を示している。
「DFとして0点に抑えるだけでなく、攻撃の起点として得点につながるプレーを見せる」と活躍を誓った。
◎有吉佐織(ありよし・さおり) 1987年11月1日生まれ 160センチ 佐賀県出身 昨季は大宮でリーグ戦21試合に出場して1得点。得点は新潟L戦での決勝点。経験豊かな守備力に加え、攻撃面でも橋川和晃監督から「ボールを運び、揺さぶる」ことに期待を寄せられている。
◆「高い意識を持つチームにする」

19 MF 川澄奈穂美
昨季に続き、MF川澄奈穂美が主将としてチームを引っ張る。「全員が常にピッチで100%を出し切る。練習から高い意識を持つチームにしていく」と引き締める。
中心メンバーとして...