
軽音楽に取り組む高校生を支援する本間純一さん(右)。自身もドラマーとして活動を続けている=佐渡市市野沢
新潟県佐渡市内で、軽音楽に取り組む高校生が増えている。生徒たちの活動を支えているのが佐渡学生軽音楽支援の自主事業「J-PROJECT」だ。主宰する本間純一さん(44)は、看護師として働きつつ、楽器を提供したり、練習場所の確保を支援したりしている。「お金がかかるし、軟派なイメージがまだあると思う。印象を変え、音楽を始めた子が卒業後も続けたくなる環境をつくりたい」と力強く語る。
佐渡高校出身で、自身も音楽漬けの高校生活を送っていた。吹奏楽部に所属しながら、友人と一緒にバンドを組んだ。吹奏楽ではパーカッション、バンドではドラムを担当。部活でも趣味でも好きなことに没頭できたが、疑問も感じていた。「運...
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