
参院拉致特別委員会で意見を述べる横田哲也さん=6月7日、国会
参院拉致問題特別委員会が6月7日に開かれ、新潟市で拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の弟で拉致被害者家族会事務局次長の哲也さん(55)が出席し、「政府はもっと怒りを持ってほしい」と訴えた。
哲也さんは家族会代表を務める拓也さんの双子の弟。国会に参考人として出席するのは初めてだ。
哲也さんは冒頭の意見陳述で、失踪時に中学1年だっためぐみさんが2024年に還暦を迎えることを挙げ、「46年経過しても何ら進展していないのが実情だ。日本政府はもっと怒りを持って北朝鮮朝鮮半島の北部にある国。正式名は朝鮮民主主義人民共和国で、通称が北朝鮮。首都は平壌。外務省によると人口は約2578万人(2020年、国連統計部)で、国土の広さは日本の3分の1ほど。朝鮮労働党の指導の下で国家活動を行うとされ、党の総書記は金正恩氏が務める。日本と外交関係(国交)はない。また日本との間に「拉致問題」が存在するが、北朝鮮は「解決済み」と主張している。に対峙(たいじ)してほしい」と訴えた。
れいわ新選組の舩後靖彦氏から「成果を出せない、説明も十分にしない政府の姿勢」に意見を求め...
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