
開幕から安定した投球を続ける前広島の薮田和樹=5月11日、エコスタ
日本野球機構(NPB)の2軍戦、イースタン・リーグに今季から参戦しているオイシックス新潟アルビレックスBCは全試合の約半数の62試合(6月18日現在)を消化した。初挑戦のリーグに苦戦しながら地道に白星を積み重ね、通算成績は21勝38敗3分。ホーム戦には多くの観客が集まり、レベルの高い試合に熱い視線が送られている。これまでの戦いを振り返り、にぎわう球場の様子を取り上げる。(運動部・山崎祥吾)=2回続きの1=
「手応えとまではいかないが、当初想定していたよりも試合はできている」。橋上秀樹監督は振り返る。2023年11月の参加決定から急ピッチで戦力を高めてきた新規球団。8チーム中最下位ともがきながら、奮闘した前半戦ではあった。
勝率は3割台だが、互角に戦う試合も多く、後半戦への期待は高い。それでも得点力不足は否めなかった。チーム打率はリーグ最低の2割2分6厘で、総得点数は首位のDeNAと比べ100点近く差がある。
1軍でも実績のある投手や、...
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