
新潟国際情報大のキャリア支援課の担当者に就職相談する学生=新潟市西区
2025年春卒業予定の大学生らの就職活動が大詰めを迎えた。6月1日が国の定める選考解禁日だが、学生優位の「売り手市場」を背景に既に多くの企業が採用活動を前倒ししている。新潟県内でも複数の内々定を得る就活生が目立つ一方、人手不足が課題となる中、企業側は内定辞退に気をもむ。内定を出す前も含め、学生に対する丁寧なコミュニケーションが鍵となっている。
「5月に第1志望の団体から内定をもらった。これで就職活動を終えようと思う」。新潟市内の私立大学に通う4年生の男子学生(21)は頬を緩める。昨年6月ごろから就活を開始。十数社にエントリーした上で、希望の職を得た。
人口減少や感染禍からの経済回復に伴い、今...
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