新潟県庁
新潟県の佐野哲郎教育長は６月２７日、教員の児童生徒への暴力的な言動などの不適切な指導について、懲戒処分の対象として処分基準に明記することを検討していると明らかにした。県教育委員会の暴言についての調査では２０２３年度、新潟市立を除く公立校で前年度比１４件増の２７件が確認されている。佐野教育長は「極めて深刻な状況と認識している」と述べた。
県教委の懲戒処分基準では、児童生徒に対する非違行為としてわいせつ行為や体罰が明記されているが、暴言など不適切な指導は盛り込まれていない。県教委によると、明記されていない非違行為についても処分対象にはなり得るが、これまでに暴言で懲戒処分を下した例はない。
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