日韓の専門家が意見を交わした脱炭素シンポジウム=6月28日、新潟市中央区
日韓の専門家が意見を交わした脱炭素シンポジウム=6月28日、新潟市中央区

 地球温暖化対策を話し合う「日韓脱炭素脱炭素気候変動による被害を抑えるため、二酸化炭素やメタン、フロンなど地球温暖化の原因とされる物質について、大気への排出量を実質ゼロとすること。石油や石炭、ガスなどを燃やして排出される二酸化炭素などは温室効果ガスと呼ばれる。温室効果ガスが地球を覆うことで太陽の熱を閉じ込め、気温が上昇するといわれている。シンポジウム 脱炭素から考える豊かな未来」が6月28日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。日韓の専門家がそれぞれ洋上風力発電をテーマに講演。参加した約100人は、本県や両国での風力発電普及の可能性を考えた。

 在新潟韓国総領事館と新潟日報社が毎年開催し、4回目。冒頭、呉栄煥(オヨンファン)総領事が「カーボンニュートラルは、国を超えた連携があってこそ実現できる課題だ」とあいさつした。

 講演では、洋上風力発電の国際動向と日韓の現状が紹介された。東京大名誉教授の荒川忠一氏は「欧米諸国は再エネ発電のうち風力の比率が高いが、日本はわずかで、まだまだ普及し...

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