
利用が多い内海府線の市営コミュニティーバス。両津病院への交通手段として活用されている=佐渡市梅津
佐渡市民が無料で利用できる、市営コミュニティーバス(コミバス)の運行率が、地域によって1〜94%と大きな差が生じている。背景には、認知度不足や運行ダイヤの不便さなどがあるとみられる。路線バスに代わる交通手段を検討するため、住民ニーズの把握に取り組む市は積極的な利用を呼びかけている。
コミバスは、路線バスの休止・減便対策として2023年度に始まった。市民は無料で利用でき、事前登録が必要。運行ダイヤは減便された時間を基に設定されている。希望者は前日夕方までに電話予約する仕組みで、区間内の希望する地点で乗り降りできる。
路線は現在七つ。23年度に市営となった度津線、宿根木線に加え、24年5月から海...
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