
リケンNPRグループのリケンが取得した水素ステーション建設用地=柏崎市柳田町
リケンNPR(東京)のグループ会社で、自動車エンジン部品メーカー大手のリケン(東京)は、新潟県柏崎市柳田町の国道8号沿いに、水素を車に供給する「水素ステーション」の建設用地を取得した。脱炭素気候変動による被害を抑えるため、二酸化炭素やメタン、フロンなど地球温暖化の原因とされる物質について、大気への排出量を実質ゼロとすること。石油や石炭、ガスなどを燃やして排出される二酸化炭素などは温室効果ガスと呼ばれる。温室効果ガスが地球を覆うことで太陽の熱を閉じ込め、気温が上昇するといわれている。の選択肢として、柏崎工場(北斗町)を開発拠点に取り組んでいる水素エンジン水素を燃料とした内燃機関(エンジン)。水素を燃焼させ、発生した燃焼ガスを動力に変換する。理論上は排気ガスに地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素を含まないため、環境負荷が低いとされる。の普及に向け、水素の供給インフラを整えたい考え。現時点では2025年度の着工を目指している。
取得した用地は、市中心部やリケンの主力工場の柏崎工場に近い。広さは約3700平方メートルで、3月に取得した。取得額は非公表。
大型トラックが入れるスペースを確保し、水素の供給口を1カ所設ける予定。水素は当面、外部から調達するが、自前でつくるこ...
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