新発田南-長岡商 2度マウンドに上がった長岡商の主戦目黒愁汰=長岡市悠久山(長岡支社・芳本卓也)
新発田南-長岡商 2度マウンドに上がった長岡商の主戦目黒愁汰=長岡市悠久山(長岡支社・芳本卓也)
新発田南-長岡商 二回表、新発田南に先制点を許し、長岡商の先発目黒愁汰(左)が捕手の小林真央(右)と言葉を交わす=長岡市悠久山
北越-長岡大手 北越の先発松尾海璃=長岡市悠久山球場
北越-長岡大手 3-1で迎えた七回裏2死一、三塁、長岡大手の押野見太智が適時打を放ち3-2とし1点差に迫った=長岡市悠久山

 [新発田南 6-3 長岡商業]「エースとして申し訳ない」。長岡商の主戦目黒愁汰は敗戦後、何度も自分を責めた。五回を終え一度降板したが、同点とされて迎えた七回に再登板。勝ち越し打を喫し、さらに九回にダメ押しの2点を奪われた。

 これまでの2試合でも先発し、すでに17回、227球を投げてきた。間違いなく疲労はあった。それでも、本気になって練習を共にしてきた仲間のために「自分のベストをやり抜く」と決めていた。

 五回までは凡打の山を築き、無安打で抑え込んだ。しかし七回。高めに浮いた投球を捉えられ、勝ち越しを許した。九回にも連打され差が広がった。「最後まで投げきれない自分の弱さが出た」。うつむくしかなか...

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