新潟県は7月25日、県内86の定点医療機関に報告された新型コロナウイルス感染症の患者が、15〜21日の1週間に1医療機関当たり9・60人だったと発表した。前週(8〜14日)の5・97人から1・6倍となり、3週連続で増加。県は例年夏にかけて感染拡大の傾向があるとし、体調不良時には外出を控えるなど注意を呼びかけている。

 新潟県内13保健所管内別では十日町が19・00人と最多。長岡は14・00人、上越は9・63人、新潟市は7・52人だった。年代別では20〜59歳の働く世代が4割近くを占めた。

 また、全県に警報を発令している手足口病も感染が拡大している。7月15〜21日の1週間の患者数は1医療機関当たり19・31人となり、前週の1・22倍に増加。佐渡を除く県内全地域で国の警報基準(5人)を超えた。