広島へ派遣される中学生を代表し、千羽鶴を受け取る中島穂乃花さん(手前左)=8月5日、上越市の上越妙高駅
広島へ派遣される中学生を代表し、千羽鶴を受け取る中島穂乃花さん(手前左)=8月5日、上越市の上越妙高駅

 新潟県上越市の中学生22人が広島市で8月6日に開催される平和記念式典に出席する。5日朝、上越妙高駅で出発式があり、原爆で命を落とした人々にささげる千羽鶴を市から託され、旅立った。

 上越市は1996年から平和記念式典に中学生を派遣。2024年は早川義裕教育長(67)も同行した。

 出発式で早川教育長は「日本は唯一の被爆国。現地で戦争の厳しい現実や生の声をきちんと受け止めてほしい」と述べ、市内の中学生や市民らが折った千羽鶴を吉川中3年の中島穂乃花さん(15)に手渡した。

 生徒を代表して板倉中3年の大内舜也さん(15)は「戦争を経験された人たちの記憶や記録を継承し、平和を願う心を育むことが大切。平和...

残り133文字(全文:433文字)