渡辺秀央さん＝２００５年８月
元郵政相で新潟県政界にも大きな影響力を示してきた渡辺秀央さんが７月３１日に９０歳で死去した。約３０年にわたる国会議員生活の中で与野党を渡り歩く異色の経歴を歩み、新潟県の知事や国会議員の誕生にも関わってきた渡辺さん。新潟県の政治関係者からは、惜しむ声が上がった。
渡辺さんは中曽根康弘元首相の秘書を経て、田中角栄元首相と同じ旧新潟３区から４２歳で初当選。実力者としのぎを削った。
「自民党同士で切磋琢磨（せっさたくま）していた」。渡辺さんを支援してきた三条市の阿部銀次郎市議（７７）は懐かしむ。「国民のために政策を考え、言葉に重みがあった」と振り返っ...
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