弥彦村の運行する自動運転バスの事故について説明があった村議会全員協議会=8月27日、弥彦村矢作
弥彦村の運行する自動運転バスの事故について説明があった村議会全員協議会=8月27日、弥彦村矢作
自動運転中に事故を起こし、レッカー車で運ばれる弥彦村の自動運転バス=8月20日、燕市吉田文京町

 新潟県弥彦村の運行する自動運転バスが8月20日に燕市の市道で起こした自損事故について、村は27日、何らかの理由で事故の4秒前に自動運転機能が解除され、制御されていない状態だったと明らかにした。27日開かれた村議会全員協議会で村が説明した。乗車中のオペレーターが操作機器に誤って触れたか、システム上の不具合が起きた可能性がある。

 弥彦村によると、バスは真っすぐ進むべき路上で左にそれ、縁石に乗り上げた。コンピューター上の記録では、事故の4秒前にモードが「自動運転」から「ニュートラル」に切り替わっていたという。バスは惰性で走り続け、事故を起こしたとみられる。

 モードの切り替えは、障害物を手動操作で避...

残り342文字(全文:642文字)