総裁選に向け、党員・党友用の投票用紙の発送準備をする自民党県連職員=9月11日、新潟市中央区
総裁選に向け、党員・党友用の投票用紙の発送準備をする自民党県連職員=9月11日、新潟市中央区

 9月12日に告示される自民党総裁選(27日投開票)は過去最多の9人が立候補を予定し混戦は必至だ。既に告示された野党第1党の立憲民主党代表選(9月23日投開票)には4人が名乗りを上げ、論戦を展開している。いずれの選挙も地方票が一定の重みを持っており、投票権を持つ新潟県議会議員の支持動向が注目されている。自民県議の支持は現時点で早くも割れ、3人いる立民県議は野田佳彦元首相と泉健太代表に分かれた。

◆支持分散を象徴、自民ベテラン県議は三者三様

 自民党総裁選は32人いる自民県議の支持動向が分散しそうだ。党派閥の政治資金パーティー裏金事件で逆風を受けていることから、活発な論戦でイメージ回復を期待する声も聞かれた。

 自民県連は告示前日の9月11日、...

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