国会議事堂
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 岸田文雄首相が9月の自民党総裁選に立候補しない意向を表明し、新総裁が早期に衆院を解散するとの見方が強まっている。自民党新潟県連内からは「岸田首相では選挙を戦えない」として退陣を求める発言も出ていた。トップの決断を評価する一方、自民への逆風がやむ保証はなく、厳しい情勢に変わりはないと気を引き締める声も多い。立憲民主党関係者は風向きの変化や、同じ時期にある党代表選が埋没することを警戒する。

 岸田文雄首相は8月14日、官邸で記者会見し、...

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