
高市政権への「ブレーキ役」を目指していた立憲民主党が対峙(たいじ)方法に苦慮している。従来通りの国会活動が想定外に交流サイト(SNS)上で非難を浴びるケースが目立つためだ。内閣支持率が高く、高市早苗首相の威勢のいい言動にインターネット世論がなびいていると分析。野田佳彦代表は「われわれの姿勢で変えるべき点はない」と明言するが、党内には当面、対決色を薄めるべきだと弱気の声も出ている。
思わぬバッシングの一つは、台湾有事が存立危機事態になり得るとした7日の衆院予算委員会での首相答弁に関するものだ。中国が猛反発すると、SNS上では質問した岡田克也元外相が「中国のスパイ」「国賊だ」などと中傷された。野...
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